Welcome Guest 
Login
Username:

Password:


Lost Password?

Register now!
サイト内検索
Main Menu
Site Info
Webmasters

m-naka
 


Who's Online
11 user(s) are online (4 user(s) are browsing MyWorks(記事))

Members: 0
Guests: 11

more...
Themes

(2 themes)
SmartSection is developed by The SmartFactory (http://www.smartfactory.ca), a division of INBOX Solutions (http://inboxinternational.com)
MyWorks(記事) > サーバ管理日記 > RaspberryPiでGL06Pを使う(USB接続)
RaspberryPiでGL06Pを使う(USB接続)
Published by M-naka on 2017/11/4 (3204 reads)
旧イーモバイルMVNOを使っていた頃のLTE/3Gモバイルルータ「GL06P(Huawei製)」がまるっと浮いているので、RaspberryPiに繋いで使ってみる。

GL06Pは旧イーモバイル(現ワイモバイル)のLTE/3Gモバイルルータながら、周波数的にはdocomo LTE/3Gにも対応する。LTEはBand3(1800MHz)のみ対応。これはdocomoの東名阪バンドで、docomo LTE対応を謳う機器ほどのLTE対応エリアは広くないものの、いわゆる格安SIM(docomo MVNO)での利用は可能。LTEでつながらなければ3G。とりあえず北関東の実家でIIJmioのSIMカードを挿してみたら、LTEで使えている。

で、「なぜモバイルルータなのにUSB接続なのか」の話。

モバイルルータなので、無線LANは簡単に繋がる。RaspberryPiで無線LANアダプタは問題なく使える(搭載チップにより例外はある)から、手軽さを求めるならそちらでも勿論良い。

個人的には以下がRaspberryPi利用でUSB接続する理由。
特に3番目が重要。

 ・ルータに対しての電源供給はUSBであり、データリンクは給電ついで
 ・ルータとRaspberryPiの距離が至近で、そもそも無線接続の必要がない
 ・無線LAN接続は「単純すぎて芸がない」

で、GL06P(というか、Huaweiのモバイルルータ全般)はUSB接続すると「USB接続のイーサネットデバイス」になる……のだが、これはWindows/MacOSに対する、いわゆるゼロインストール機能を前提としている。USB接続するとまず内蔵ストレージ領域が見え、それに格納されているドライバ・ユーティリティをインストールする。ユーティリティにより、マスストレージクラスでのUSB接続がモデムクラスに変更され、インターネットに繋がる。

この点、Linuxではどうなるか、というと、この手のデバイスはまずストレージデバイスとして見え、それにejectコマンドを実行するか、usb_modeswitchコマンドで必要なパラメータを添えてモードスイッチを行うか、で、モデムモードに移行する。

まーここまで書いておいて何だけど、オチはこんな感じ。

 raspbian wheezy:ドライバはソースからビルドが必要
 raspbian jessie:ドライバはカーネルモジュールとしてもともとある

となっていて、wheezyではえらく苦労させられた一方、jessieは挿すだけで使えた。Huawei製モバイルルータ用のドライバ(wheezyにはビルドが必要なもの)がjessieにはカーネルモジュールとしてマージされており、usb_modeswitchのデフォルト設定にもパラメータがプリセットされているようで、USBケーブルをつなぐと自動認識→モードスイッチ、で自動的にインターフェースwwan0が出現する。



wwan0はイーサネットデバイスのため、ダイヤルアップ接続などのコマンド(ponやwvdial)は必要ない。見えるIPアドレスはプライベートアドレスで、機器内部で外向けのアドレスへルーティングが行われている。

そんなわけで、jessie以降なら「挿せば使える」ので簡単(たぶん)、という、逆にあっさり完了で拍子抜け、というオチ。

Navigate through the articles
Previous article 毎年忘れるXOOPS Cubeの年数更新 スタンドアロン稼働RaspberryPiの注意点 Next article
The comments are owned by the poster. We aren't responsible for their content.
XOOPS Cube PROJECT
Powered by Mythril Networks © 2003-2022 The Mythril Networks Project