困ったが仕方がない。

　9月20日の朝方、Amatsuが死亡。

　朝起きたらDNSが死んでいて、Amatsuを確認すると電源は入っているがLANカードのリンクが切れており、リンクランプも消えていた。リブートも効かず。最低BIOSが飛んでおり、恐らくはマザーボードが破損したものと思われる。

　……で、ディスクの方はどうかというと……。

　恐ろしいことにRAID-1でミラーを掛けていたシステムボリュームの片方が破損、もう片方も不調。録画領域は無事。トータルではデータの消失はなかったのでまぁ良しとする。しかしRAID-1掛けといてホント良かったよ。

　特に今年は暑かったからなー。夏を乗り切って、涼しくなったあたりでコケるなんて、ある意味で律儀ではある。……まぁ何の前触れもなかったのはどうかと思うが。さよならAmatsu。僕は君を忘れない。

　壊れた以上は別の新マシンを一つ立ち上げる必要がある。その前にAmatsuのシステムボリュームから必要なデータをサルベージし、Casperに移植、機能復元を掛けておく。

・Webサイト
　XOOPSなので、Apacheのドキュメントルート以下にあるXOOPS用のPHPファイル群をまず移植。それと、MySQL。データベースの実体は/var/lib/mysql/にあるディレクトリ以下のファイル群なので、これも移植。/etc/httpd以下のApacheコンフィグファイルとSSL証明書も忘れずに。あとはCasperのMySQLにXOOPS用のアカウントを設定、Apacheを再起動。これでCasperにてWebサイトが復旧。

・メール
　/var/spool/imap以下にメールデータはあるのでこれをまずサルベージ。CasperにCyrus-imapdとCyrus-saslをインストールして機能復旧を試みたが、認証関係でどうしても蹴られて上手く行かない。AmatsuとOmoikaneで通用する設定がCasperで通用しないのでどうしようもない……。ま、暫くはガマンか。

・DNS
　ゾーンファイルを移植、Casper用に書き換えるだけ。

　
　独自ドメインメールが完全に停止してしまっているのは困るが、外向きに困るのはWebサイトの方なので、まぁギリギリ妥協点。新サーバの仕込みが終わったらCasperとのデュプレックスシステム化をしないといけないな……。