続・携帯電話関係の見直し
Category : モバイル日記
Published by M-naka on 2012/6/30
PHSをWillcom03(SHARP)からWX01S SOCIUS(SII)に機種変した。

Willcom03は丸4年使用。低速回線でのデータ通信専用端末として3年、通話&メール端末として1年。IIJmio運用でのMEDIAS WP N-06Cを使い出し、これが通話以外のWillcom03の役割をほぼ引き継いでいるので、ぶっちゃけPHSは通話に特化した機種で良くなった。PHSデータ通信回線を残さない、という点(SOCIUSはモデム非対応)で若干の懸念はあるが、IIJmioの低速3G回線はあるし、WiMAXも使っているのでここは割り切ることにした。

で、SOCIUS。

こいつはWebブラウザがなく、通話とメールに特化している。特徴としてはBluetoothハンドセット機能を持っていること。もともと使っているN-02C、MEDIAS WP N-06C、Lifetouch BやPC等と繋ぐことができる。同時待ち受けは3台(本体+Bluetooth2台)。現状MEDIAS WP N-06Cは通話機能はないが、050発信のIP電話を使うとなったら便利そう。単にメール&通話なPHSを買うのもつまらないので、こいつにしてみた。実質負担が150円*24ヶ月=3,600円と「安い」のも理由のひとつ。

ビックカメラで一括購入が27,000円ちょいだったのを、

   株主優待:▲9,000円
ビックポイント:▲4,000円

でSuica払い13,000円くらいで済んだ。おまけにウィルコムのサポートコインキャッシュバックが4,200円分来るので、実質の持ち出しは10,000円を切っている。これで980円/月の割引(W-VALUE SELECT)を24ヶ月受けられる。

で、整理するとこんな感じ。

【ドコモ携帯】▲1,710円/月
 Before:3,410円/月(タイプシンプル+パケホーダイ・ダブル2)
  After:1,700円/月(タイプシンプル+パケホーダイ・ダブル)

【ウィルコムPHS】▲980円/月
 Before:2,430円/月(ウィルコム定額プランS+だれとでも定額)
  After:1,450円/月(ウィルコム定額プランS)・・・だれとでも定額分はW-VALUE SELECTで相殺

【データ専用低速回線】▲35円/月
 Before:980円/月(ウィルコムのデータ専用つなぎ放題スペシャルプラン)
  After:945円/月(IIJmioの128kbpsプラン)

【端末代の減価償却】約920円/月
 Before:0円/月
  After:約920円/月(MEDIAS WP N-06Cが12,000円、SOCIUSが10,000円として24ヶ月償却換算)

で、単純にランニングコストだけならで6,820円/月だったのが4,095円/月(▲2,725円/月)に、端末代の24ヶ月償却をカウントしても5,015円/月(▲1,805円/月)と驚異の結果に。これで

 ・家族間通話無料*2台
 ・携帯メールし放題*2台
 ・128kbpsの3Gデータ通信使い放題(PCも可)
 ・大災害対策(PHS)
 ・10分以内通話が月500回まで定額内

が全て使えてしまう。デメリットは端末が3台と多いこと、3G回線が低速なことだが、スマホレベルの機器でぶっ飛んだ速度が出てもコストパフォーマンスが悪いだけである。半月ほど使ってみたがIIJmioの回線は128kbpsベストエフォートと言いつつ150kbps〜180kbps程度までバーストするという「お茶目サービス」で、しかもメールと簡易WebブラウズがMEDIAS WP N-06Cの主な用途なので、ぶっちゃけ十分過ぎ、が率直なところである。

スマホ1台で済ませようとすると、周囲の声を聞く限り、4桁台後半〜5桁超えといったところ。上手く用途を分けた方が、単純にランニングコストも下がるし、災害に強いPHSを常時持てるというリスクコントロールにもなる……が、個人的な結論である。

余談だが、ほぼスマホのコンセプトは正しいと思う。スマホをマルチパーパスデバイスと位置付け、通話からメール、データ通信に至るまで全て1台に機能・用途を集約するのはあまり適切ではないような気がする。