SmartiaのVPN機能をSSH Tunnelで代替
Category : モバイル日記
Published by M-naka on 2011/10/15
■AndroidデフォルトのL2TP/IPsecがカーネルレベルで切られている
■OpenVPNを起動させると無限再起動ループに陥る

と、VPN機能に関しては正直Smartiaは散々である。PPTPは使えるものの、セキュリティレベルが微妙なPPTPを使うのは実に今更な気がする。

SSH Tunnelという、サービス起動してSSHトンネルを張ってくれるAndroidアプリを見つけたので、ひとまずこれを入れて代用することにした。

使い方は簡単で、OpenSSH秘密鍵ファイルを持ってきてSSHの一般的な設定をするだけ。サービス起動をオンにしておけば、ネットワーク接続を検出して自動的にSSHトンネルを張ってくれる。

VPNとの違いは「あくまでポートレベルでのフォワードである」こと。自宅LANのプライベートIPアドレスを打ち込むだけでは通信ができない。ポート単位で転送元−転送先のトンネル設定が必要。ここはSOCKSである程度カバーできそうだが、それでも使い勝手の部分ではVPNよりも一段劣るのは否めない。

ただ、タブレット端末であるSmartiaは「インターネットビューア」として使っているので、常時VPNを張って自宅と遣り取り……というシチュエーションは正直あまり発生していないので、SSH TunnelでポートレベルでのVPN相当機能が使えれば十分な気がする。