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MyWorks(記事) > サーバ管理日記 > BF-01D+格安SIMでLAN間接続VPN経由IP電話(1)
BF-01D+格安SIMでLAN間接続VPN経由IP電話(1)
Published by M-naka on 2015/2/7 (4587 reads)
 実家のADSLはau-one net(KDDI)の低速ADSLで、下り3Mbps/上り1Mbpsが上限、ほぼフルレートでリンクアップ、IP電話付きでお値段3,000円弱/月という安価なプランを使っている。この回線、とても複雑な経緯を辿っていて、

 アッカ・ネットワークスのホールセール回線
→イーアクセスのホールセール回線(イーアクセスがアッカを買収・合併)
→ワイモバイルのホールセール回線(イーアクセスがワイモバイルに吸収合併)
→ソフトバンクモバイルのホールセール回線(4月1日予定、ワイモバイルがソフトバンクモバイルに吸収合併)

と、提供事業者が都合3回も変わる、という「まずあり得ない」状況が起きている。変遷だけ見ると某ポルナレフの台詞を使いたくなる。

 閑話休題。で、ここ2年くらい実家にはKDDIから「そのうちADSLやめるので、今のうちに光に移行を」とか電話と郵便で案内が何度も来てた。公式にもADSLやめますを公式に表明、ADSL廃止は時間の問題になっている。

 光移行は24ヶ月は割引を受けられるそうだが、それでも現在の2倍強の料金が掛かる。還暦過ぎの両親のみの世帯で、ときどき長野に滞在、というライフスタイルからすると、元が取れないどころの話ではなく、光移行は論外なんである。

 いろいろ検討した結果、以下にすることにした。

 ・親父が使ってるIIJmioの格安SIM契約をミニマムプランからファミリーシェアプランに拡大する
 ・ドコモLTEルータBF-01Dを白ロムで購入、据置ルータとしてIIJmio格安SIMで運用する
 ・VPN回線経由で当方自宅回線に繋がっているBIGLOBEフォン(050IP電話)を利用可能にする

 もともと親父は945円/月/2GBのIIJmioのSIMを「長野滞在用」にBF-01Dと共に使っている。これを2765円/月/7GBでSIM3枚Maxのプランに変更、1契約で実家固定回線と長野滞在用回線を賄う。両親ともメール/Web中心のインターネット利用で、回線シェアゆえ無駄が発生せず、極めて合理的。ルータは同型のBF-01Dを1万円ポッキリで未使用新品白ロムを買い増した。これでADSL代が3000円弱ダウン、IIJmioで1800円強アップ、BF-01Dの償却24ヶ月換算400円強を足しても十分おつりがくる。速度に至っては規格値で下り75Mbps 、実効でせいぜい10Mbps台だろうが、安くなってスピードアップなので何の文句もない。

 050IP電話の移行先は悩みに悩んだ。実家には「だれとでも定額」付きのワイモバイルPHSがあり、10分内通話なら定額内である。ただ、

 ・PHSは1台しかなく、長野滞在時の固定電話代替を兼ねているので、親父のみ長野滞在、というとき
  実家ではPHSを使えない
 ・固定電話宛長電話が月1〜2回あり、この場合PHS/通常のNTT回線では極めて割高になる

と、下手をするとインターネット回線費用低減で通話代が上がる、といった間抜けな事態を招きかねず、また両親ともガラケーユーザーでスマホでのIP電話サービスは敷居が高い、固定電話での着信もそこそこあるという事情もあり、固定電話で使える050IP電話の維持を模索した。

 結果、「VPN越しでIP電話を使わせる」ことにした。自宅側はBIGLOBEでフレッツ光を使用、IP電話が月額無料で現在の実家のIP電話(KDDI-IP電話)とほぼ同水準の料金設定で使える。ただ、当然ながら「BIGLOBE回線でないとIP電話サーバにレジストできない(=使用不可)」という制約が存在する。

 これを回避するため、自宅LAN内にAsterisk(IP電話サーバ)を構築、IIJmio回線からVPNでこのIP電話サーバに接続させ、BIGLOBEのIP電話を実家から使用させる、というものである。VPNは従来から使用しているOpenVPNを使用、IIJmio回線がプライベートIPアドレス(IPv4)であるため、自宅側ゲートウェイに一方向的にリモートアクセスさせる挙動に変更する(現在は双方向でのコネクション形成)。ネットワーク構成は以下のようになる。

  BIGLOBE IP電話サーバ
   |
   |
   |
  BIGLOBE←自宅LAN−+−IP電話サーバ(Asterisk)
               |
               |OpenVPN
               |
  IIJmio←実家LAN−+−実家LAN内VPNアプライアンス

 構築は次回。

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